こだわり

神戸はちみつ園のこだわりをご紹介いたします。

こだわり

日本を代表するレンゲはちみつは、 中国原産の植物になります。
漢字では「蓮華草」と書き、名前にも中国産らしい 風情があらわれていますね。
水田の緑肥、飼料用として古くから栽培されていたもので 化学肥料が使われるようになるまでは、8~9月頃、稲刈り前の水田の水を抜いて種を蒔き 翌春に花を咲かせていたものです。 この風景は昭和末頃までの「春の風物詩」でもあり全国で見られましたが 化学肥料の登場からその姿を少なくしていきました。
もうひとつ日本人に人気のあるアカシアは 19世紀に渡来し、成長が比較的早いため主に街路樹、公園樹、砂防・土止めに 植林されていました。 実はアカシアは実際には和名はハリエンジュという別名ニセアカシアという 植物なのです。 明治期に日本に輸入された当初は、このニセアカシアをアカシアと呼んでいたのですが、 後に本来のアカシア(ネムノキ科アカシア属)の仲間が日本に輸入されるようになり 区別するためにニセアカシアと呼ぶようになりました。
日本人が好む二大ハチミツ、レンゲとアカシアは実は外来種だったのです。

ハチミツの結晶について

1 すべてのハチミツは結晶いたします。

2 ハチミツは飽和糖液のため温度以外の外的要因でも結晶いたします。例)運搬中の振動によっても結晶する事もあります。
16℃以上ではほとんど結晶せず、14℃前後から結晶すると言われてます。

3 ハチミツの結晶のしやすさはブドウ糖の割合が大きい程、結晶しやすい傾向があります。またブドウ糖と果糖はハチミツの約80%を占めます。
ナタネ、クローバーは結晶しやすくアカシアは結晶しにくい品種と言われています。

4 その他の結晶の原因として花粉の混入も原因となります。
花粉は働き蜂の食料になり働き蜂の口からハチミツに自然な形で混入します。通常の濾過では微細な花粉を取り除く事は不可能です。

5 結晶したハチミツについて  結晶したハチミツは湯煎しなければ元の液状に戻りません。湯煎はハチミツ自体の温度が約50℃以下で行ってください。 高温での湯煎または直火での湯煎は風味・色調変化の原因になります。湯煎を行っても保管状況によっては、僅かな結晶の残渣で再び結晶いたします。